皆さんこんにちは、アイヤイヤーです。
今回は12月のアリーナランキングで最後に使用し、96%→549位へ7-1という好成績で駆け上がった、ジェスカイ創案の火について語っていきます。
勝率は試行回数の少なさからかなり偏ってはいますが、現環境には非常にマッチしているように感じます。
また、ジェスカイ創案の火へ至るまでに使用していたジャンドサクリファイスや、変更した理由について軽く触れようと思います。
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1.スタン復帰のジャンドサクリファイス
2.ジェスカイ創案の火に変更した理由
3.リスト解説
4.対面相性や立ち回り
1.スタン復帰のジャンドサクリファイス
ブログを読んでくださってる人なら分かると思いますが、ヒストリックの禁止改定以降はシミックネクサスを使えるのが楽し過ぎて、ひたらすらヒストリックをプレイしていました。
しかし、11月の時点で1月のMCQWへの参加権を獲得していた為、ヒストリックでのシミックネクサスについてまとめた以下の記事を書いて区切りをつけ、スタンに専念することにしました。
https://note.com/youmoulove/n/n79cf800f3b49
そこで最初に選んだのは、カニスター選手をMC優勝へ導き、最も尊敬する原根選手がラストサンで使用し、ファイナルズでも優勝したジャンドサクリファイスです。
カニスター選手のカードパワーマシマシのジャンドサクリファイスは非常に好みで、原根選手が手を加えたリストはフリーマッチで回していて非常に楽しかったです。
しかし、勝ちきれるかと言えば6割程しか勝率が無く、イマイチな印象を受けました。
(サンプルリスト2)
そこで、次にファイナルズで優勝したジャンドサクリファイスを調べてみると、かなり独特のリストをしていました。
(サンプルリスト3参照 元のリストからサイドの不死の騎士2→アショク2に変更しています)
最初は半信半疑でしたが、優勝者の方が書いた記事を読むと納得出来る点が多く、ひとまず回してみることにしました。
https://note.com/1_3drop/n/nfc7d320f23c1
優勝者の方の記事。デッキが出来た経緯やサイドボードについて書いてあります。
戦争の犠牲が0であることからカードパワーに不安を覚えていましたが、実際に回すと戦争の犠牲が無くて困ることは少なく、むしろテンポの良さで勝てる試合が多かったです。
僕の好みでは無いものの、確かにデッキとしての力強さを感じました。
話が逸れますが、孵化+不和がめちゃくちゃ好きです。
基本的に孵化しか唱えませんが、ガチョウ経由なら不和を唱えることも出来、騎兵の様な生物を対処することが出来ます。
土地エンチャントを採用してた頃のバントネクサスの発見+発散の発散みたいなイメージです。
しかし、勝率はやはり6割少し上程度でした。
そして、年を跨いだ辺りから、集中力の低下と下ブレが重なり負け込むようになってきました。
2.ジェスカイ創案の火に変更した理由
1/1の2時の時点で流れが悪くなったのが感じ取れ、このままでは1200位以内に入ることが出来ないと感じていました。
11月ランキングで権利を獲得してはいますが、MCQWに向けて緊張感を持って練習出来る良い機会ですし、ここで勝てないようなら本番で勝てないと考えました。
そこで目をつけたのがジェスカイ創案の火です。
ジャンドサクリファイスを回していて感じたのが、ジェスカイ創案の火に露骨に不利であることです。
戦争の犠牲を抜いたことによってテンポが良くなり、シミックフラッシュ(ランプ)やアグロ相手には有利になっていますが、ジェスカイ創案の火相手に決め手に欠けやすく、長引いたゲームから飛び出る騎兵やケンリスへの対処に困り、序盤から猫でチマチマ削ったライフも、クラリオンで一掃しながら絆魂パンチやケンリスの白マナ起動で一気に回復され、ダメージレースから突き放されてしまいます。
また、対面に同型、赤黒騎士、緑黒アドベンチャー、赤緑アドベンチャーが多く、シミックフラッシュが少なかったということです。
ジェスカイ創案の火は、クラリオンやケンリスの存在により、これらのビートダウンに有利がつきます。
また、副産物的ではありますが、スフィンクスによる初手キープのしやすさや、創案の火からの騎兵+ケンリス+起動によってイージーウィンが起こりやすいです。
この読みは見事にあたり、有利対面のアドベンチャーやサクリファイス、騎士デッキを踏んで7-1と549位の結果を出せました。
3.リスト解説
サンプル1
元のリストからの変更点は、サイドの戦親分1→解呪1です。
ジャンドサクリファイスの置物、ティムールアドベンチャーのクローバー、同型の創案の火対策で増やしました。
戦親分を減らした理由については、恐らくサイドイン先であるシミックフラッシュやコントロールが少なく、徴税人と違い純粋なクロックしかなく、全体除去に弱く、相手のブロッカーで止まりやすい点が理由です。
元のリストが全体的にジェスカイミッドレンジ風に仕上がっており、メインから徴税人が入っているのが特徴的です。
また、一般的にはスフィンクス:炎:風:ケンリス=4:4:3:2の比で採用されがちですが、4:4:4:2の比で採用されているのが特徴的です。
ジャンドサクリファイス側からすると、創案の火の存在に関係なく、処理に難しく、pigも持つ騎兵が並ぶこと自体が厳しい為、騎兵の増量は非常に理にかなっています。
また、風の騎兵は山札に戻る為、他の騎兵よりも増量の恩恵が大きく、出すだけで純粋にハンドアドバンテージを得ているのが嬉しいです。
シミックフラッシュと戦う為に、除去として裁きを採用し、サイドに置いていると思われますが、シミックフラッシュが環境に少ない(気がする)現在なら、サイドの裁き1をクラリオン1に変えて良いかなと考えています。
裁き(陽光)とクラリオンの違いとしては、
裁きは野獣、獣、夜群れ、レギサウルス、食物を食べた狼、2種のアドベンチャー巨人、コルヴォルド、ハイドロイドを処理出来る
クラリオンはマナクリ全般、漆黒軍を処理出来る点で異なります。
クラリオンの方が軽い生物に強く、クラリオンを耐える目的でビートダウンに採用されやすい生物は裁きに引っかかる傾向があります。
その為、クラリオンと陽光の2種の全体除去の併用は非常に合理的です。
因みに、どっちにも引っかから無く、その能力で困らせてくるのがブロントドンと緑騎兵、願いのフェイです。
ブロントドンは創案の火を割ってきますし、緑騎兵はサイズと到達、pigによって守りを固め、フェイは生き残れば手札に戻り、サイドから欲しいカードを引っ張ってきます。
サンプル2
原根さんが使用していたリストです。
メインに全体除去無し、サイドに煤の儀式やケラトプスが採用されているのが特徴的です。
煤の儀式のメリットとして、野獣レギサウルスの様なサイズに優れた生物も連鎖させずとも処理出来、1マナ軽いことです。
また、使いどころが微妙な不死の騎士に比べれば、特定の対面に強く出れ、ハイドロイドで止まらないケラトプスの方が有効に感じます。
原根さんらしく、カニスターが使用していた時のリストよりも「理」を追求しているように感じ、より好みのリストでした。
サンプル3
15マッチ程使用しました。
優勝者の方の記事を読んでも、不死の騎士をサイドインする対面がなく、実際に回してエスパースタックスや青系LOデッキ相手にしか入らなさそうと感じた為、刺さるデッキには刺さるアショクへと変えました。
変更してから使ったことは1度もなかったので、デュレスの3枚目なり、追加のブロントドンなり適当なのにして良い気がします。
このリストは、使っていてこのデッキのメインエンジンが猫+竈やガチョウ+パン屑に波乱やコルヴォルドであることが、改めてよく分かるデッキでした。
マリガンの判断、食物トークンを食べるタイミングとパン屑の誘発の有無等回していてプレイヤースキルが上がりそうな気がします(適当)
アグロ、シミックフラッシュに対しては強いですが、ジェスカイ創案の火に対しては戦争の犠牲型の方が強いとよく分かりました。(例え戦争の犠牲で解決できる盤面が少ないとしても、創案の火設置後にダレてからのトップ騎兵、ケンリスで負けづらい為)
4.対面相性や立ち回り
ジェスカイ創案の火に関するものです
各種アドベンチャー、赤黒騎士
有利。
全体除去→騎兵、ケンリスで蓋をし、ケンリスやクラリオンでライフを稼ぎながら、1~2パンでライフを詰めます。
風やスフィンクスが止まりません。
ジャンドサクリファイス
有利。
相手が竈を出しているとしても、定期的にクラリオンや陽光を唱えてガチョウ、波乱、コルヴォルドを定着させないようにし、騎兵やケンリスで一気に詰めます。
同型
先に騎兵で走れる為、先手ガン有利です。
3tにテフェリーを設置して忠誠度5にしておくのが理想。
フェイ型だと6マナあると戦争の犠牲撃ち込まれるので、その前に騎兵で殴り倒します。
エレメンタルランプ
長引くと茨騎兵やハイドロイド、工作員を出されて面倒な為、クラリオンや陽光で浅瀬や土地エレメンタルを処理し、マナを自由に使わせないことを意識します。
シミックフラッシュ
当たってないので分からないですが、不利なはずです。
創案の火を減らすor0にして、ミッドレンジにするのが良いと思うのですが、速度が少し遅いような気もします。
今回はここまでです。
MCQWへ向け、様々なデッキを試していきたいですが、バントアドベンチャーや赤黒騎士みたいな限界マナベースをみると辛いです。
赤黒騎士やアドベンチャーの増加により、シミックフラッシュやランプの立ち位置が悪くなり、数を減らしたのかな?と思っていますがどうなんでしょうか?
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