紙オタクのオタク語り

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3秒で分かるジェスカイヒロイックルールス

皆さんこんにちは、アイヤイヤーです。


今回はジェスカイヒロイックルールスについて語っていきます。

正直いってかなり弱いです。


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サンプル1:ジェスカイヒロイックのサンプルリスト


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サンプル2:最終的なリスト




1.ジェスカイヒロイックルールスとは?
2.サンプル1について
3.試合を経て
4.サンプル2について
5.試合を経て2







1.ジェスカイヒロイックルールスとは?

イコリア新規のスプライトのドラゴンと第十管区の軍団兵の2体を軽い呪文でサポートし、みるみる大きくなるそのサイズで相手を殴りきるデッキです。

フェザーを採用しないことで、ルールスを相棒にすることが出来、ある程度は除去へ対する耐性を持っています。

打ち消し呪文は基本的に用いないものの、プロテクションや呪禁、破壊不能により生物を守ることが出来、性質的にはクロックパーミッションに近いデッキです。





2.サンプル1について

先月の下旬でtop100に入った!とArenaDecklistに投稿されていたリストです。


最初に見た時点で弱そうと感じましたが、とりあえず完コピすることにしました。

生物をとしてはスプライト、軍団兵に加えプテラマンダーを加えた3種12枚体制です。

非生物はキャントリ2種8枚、オーラ2シュッとした8枚、生物防御3種10枚、2段攻撃付与が1種2枚の構成です。





3.試合を経て

まず1番驚いたのはプロテクション付与の弱さです。
呪禁と違い、プロテクションは呪文やパーマネントのオーナーを選ばない為、プロテクション白や青を付与するとオーラが剥がれてしまいます。


また、プテラマンダーもかなり弱く、1マナ飛行であるものの、キャントリが2種8枚しかないこのデッキでは全く足りず、墓地に落ちづらいエンチャントとの相性は最悪ですし、脱出やルールスで墓地が減るのも致命的です。
土地が異様に少ないのも相まり、起動を使えることはほぼありませんでした。
これならインスタントタイミングで着地でき、4マナ起動でマナフラを受けれる幽体の船乗りの方が幾分かマシです。


カードの選択にも疑問を感じました。
«選択»はスプライトが居なければ1マナ払って1ドローするだけですし、2段攻撃はサイクリングがあるとはいえ、あまりにもタイミングを選ぶカードで、サイクリングコストも2マナと軽くはありません。


また、除去に対する耐性も脆く、黒絡みの相手なら絶滅の契機で全てを貫通して追放されますし、テフェリー相手も着地したターンしか守れず、サクリファイスにはいくらサイズを上げても初子さらいで除去されてしまいます。


感想としてはブン回りすれば勝てることもある程度です。





4.サンプル2について

3.で出てきた問題点を改善する為、デッキを組み直すことにしました。


まずはそもそもプロテクションを付与する必要が無い生物として石とぐろの海蛇を採用しました。
テフェリーを擁するジェスカイやバントヨーリオンに強く、トランプルで止まりづらいのが魅力です。
ジェスカイルーカ対面では後半の軍団兵はトークンで止められてしまい、プロテクションを付けたとしてもメレディスから出てくる壁トークンがかわせません。
そんな時に海蛇が活躍してくれます。


次に1マナ生物として命の恵みのアルセイドを採用。
1マナの置き除去対策であり、ルールスとの相性もバッチリで、プロテクションによるブロック不可でトドメを刺すのにも貢献してくれます。
ビートダウン相手なら、アルセイドを強化することで絆魂でダメージレースに勝てるのも魅力です。


海蛇、アルセイドの採用を受けて2マナの強化枠としてキラキラするすべてを採用しました。
2段攻撃付与と遜色無いレベルの強化を毎ターン与えてくれ、オーラである為ケイラメトラの恩恵を使えますし、ルールスで使い回すことも可能です。
これにより、ジェスカイルーカに対しては破壊付与でバックアップした海蛇で高速で殴りきるプランを取ることが出来るようになりました。

サポート呪文は全て白マナを含む為、平地を1枚増やし、可能な限りアンタップインの土地を増やしました。





5.試合を経て2

調整の結果、少なくともデッキと呼べる程度には仕上がりました。

しかし、まだまだ問題点は多く、最大の問題点はコンセプトがボロスサイクリングのほぼ下位互換である点です。

1~2マナの驚異となる生物を展開し、全体除去に対してはルールスでリカバリーする点では同じですが、あちらは単体で10点以上のライフを奪える4マナインスタントやサイクリングするだけでライフを奪える飛び道具を持っています。


また、目を瞑ってきたものの、どう考えても土地が少なく、マナベースが崩壊しています。

デッキのコンセプト上ルールスを使うなら土地5は欲しいですが、20枚では伸びません。
そもそも20枚というのは赤単やオポシュデッキよりも少なく、明らかに不足しています。
生物を展開するなら可能な限り守ってあげるインスタントを唱えたいこのデッキでは、4枚までは土地がストレートに伸びて欲しいはずです。
最低でも22~23は必要だと思います。


また、このデッキは極力アンタップインする土地しか採用したくないのですが、チェックランドが無い為に占術やトライランドを使用しているのも致命的です。

白以外のカードがメインではスプライト、軍団兵、ドローエンチャしか無い為、いっそ2色にした方が強くなる気もします。













今回はここまでです。

感想としては、(少なくともサンプル1の様な)ジェスカイヒロイックで勝てるはずが無く、勝ってるとしたらマグレか盛ってるだけという結論になりました。
このデッキはデッキですらなく、紙束です。

もし、それでも使いたいと思うのなら、サンプル2のリストに土地を足すところから始めるのが良いと思います。


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