紙オタクのオタク語り

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続・3秒で分かる4cケシス ふんわり mtg

皆さんこんにちは、アイヤイヤーです。


既にケシスについて語っており、ケシスはもう触る予定がなかったのですが、最近主流になりつつある(?)4cケシスが面白そうだったので触ってみると明らかに従来のものより優れていました。
その為そのリストについて語っていこうと思います。


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サンプル:晴れる屋の環境名人戦で瀧村選手が使用したリスト(土地の種類が多く全て含めてリスト化出来ないので以下のリンクから確認して下さい)


https://article.hareruyamtg.com/article/30849/








1.従来の4cケシスと異なる点
2.使用感











1.従来の4cケシスと異なる点

1番特徴的なのはサイドボードのトラクソスと黒き剣です。

従来のケシスでは勝ち筋が墓地に強く依存しており、墓地の追放や漂流自我によりコンボパーツを抜かれるとケイヤの誓い連打やジェイスによる特殊勝利を達成するのが難しく、線の細い生物でビートするしかありませんでした。


しかし、この2種の採用により生物で殴り勝つことが可能になり、墓地への依存度を下げることが可能になりました。

ただ勝ち筋を増やすカードではなく、伝説である為メインの勝ち筋のケシスプランの阻害にならないのが非常に優秀です。



その他にも、4ヴラスカはアショクやナーセットを含め、あらゆる3マナ以下のパーマネントを除去することが出来ます。
以前泣く泣く採用していた古呪ですが、その枠なら間違いなく4ヴラスカの方が強いです。
狙う試合は本当に少ないと思いますが、奥義もサブプランの1つとしては有効です。



ボーラスの城塞は黒マナソース13に対して黒トリプルシンボルという問題があるものの、間違いなく強力な1枚です。
発想としてはエスパー系の城塞と同じで、ケイヤの誓いや4ヴラスカによって得たライフを利用することが出来、ライフが勝敗に関係しない対面では1枚で勝つことが可能となります。

各種pw、フブルスフ、ラザーヴはトップを動かすことが可能であり、土地によって止まる自体が起こりづらくなります。

また確率はかなり低いですが、アンバーや3テフェ、ケシスの存在から最速4t目キャストというゲームが終わるブン回りも存在します。



またケシスが流行っている環境の為、暗殺者の戦利品はデメリット無しの2マナ万能パーマネント破壊となりやく、環境に非常に適したカードです。

土地が見切れていて分かりませんが、このデッキでは戦利品や廃墟の地対策に基本土地である沼が1枚さいようされています。



話は変わりますが、環境名人戦で行弘選手も4cケシスを使用しています。
そのリストではメインからトラクソス4、黒き剣2が採用されており、ケシスコンボに必要なパーツは一通り揃っているものの、どちらかと言えばケシスミッドレンジという印象です。
詳しくは以下のリンクから確認して下さい。


https://article.hareruyamtg.com/article/30849/





2.使用感

実際に使用してみると、明らかにこれまでのケシスより強く、ネクストレベルケシスだと感じました。

ミラーにも強くなっているので、これからはこのタイプのケシスが主流になっていくと思います。


ただその一方で幾つかの疑問や限界を感じました。

限界に関してはやはり安定性の問題、ミラーの不毛さ、フェザーに対する相性の悪さです。


安定性は4c故仕方がないことだと思います。


ミラーはかなり不毛で、勝ち筋としてコンボを決める、トラクソス等で殴る、相手のコンボを潰してLOに持ち込むの3択となります。

特にトラクソスが居ないメイン戦では、コンボを決めれるターンで無ければアショクの対象は相手にして相手のコンボを潰すのが1番良いと感じます。

自分を対象に取ると、相手のアショク着地から対象こちらで山を削られた上に墓地を追放され、そのままコンボも決められずにLOで負ける可能性が高いからです。

サイド後にはお互いが漂流自我やヴラスカ、トラクソスといった有効カードを増やす為、引きの噛み合いがめちゃくちゃ大事なゲームになる印象です。

また、どれだけアショクで墓地を空っぽにしていても、土地が伸びると1tで墓地を肥やされてコンボを決められて負ける可能性があるのも虚無度が高いです。


対フェザーでは、無謀な怒りを使い回されるだけでこちらのシステム生物が全滅させられてしまい、速攻や飛行、プロテクションによってpwの維持も困難です。

トラクソスはプロテクションですり抜けられず、サイズからブロッカーとしてそこそこ優秀ですが、第1管区はサイズがどんどん育っていきますし、フェザーは飛行で止められない為万全とは言えません。

勝ち筋が無謀な怒りを引かれないことをひたすら祈り、コンボを決められるかトラクソスで殴り切れることを祈るのみです。

一応、先手なら軍団の最期、3テフェやケイヤの誓いを握っておき、2裏生物着地の返しに除去出来れば比較的勝ちやすくなります。



疑問点は2つあります。

疑問1:黒き剣が必要か?

黒き剣は確かに墓地に依存しない勝ち筋として有効ですが、土地25で土地加速手段が無いこのデッキでは5/5程度の修正で止まることが多く、2+3の5マナも軽いとは言えません。

この剣を装備する先としても、トラクソスは元々サイズに優れてトランプルを持つ為やや過剰に感じ、メイン4枚ずつの生物が装備してもサイズは上がるものの、10/10になって2パンで勝てることはほぼ無いですし、回避能力が無いためチャンプされて止まり続ける点も気になります。

3テフェや4ヴラ、ケイヤの誓いによってある程度ブロッカーを退かせるものの、少し本当に必要か?と考えて見た方が良いかもしれないと感じています。


疑問2.ヴォーナがややインパクトにかけているのでは?

警戒、絆魂に7点支払ってパーマネントと破壊と強力なヴォーナですが、3ソリンが居ないこのデッキでは5マナ生物という重さの割にやや印象に欠ける気がします。










今回はここまでです。

このタイプのケシスは間違いなく環境でもトップデッキだと思いますが、ミラーの多さやメタられ具合から無限に勝てる訳ではないです。
M20発売後混沌とした環境が続いていますが、この環境に真の板デッキは存在するのでしょうか?



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