紙オタクのオタク語り

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勝率7割! ヒストリック環境トップのグルールについて

みなさんこんにちは、アイヤイヤーです。


今回はヒストリックの環境トップであるグルールについて語っていきます。

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わずか4時間で12勝ち越し

グルールを倒せるネクサスデッキを作る為に、使ってみましたが、簡単にランクが上がります。
試合時間も短いので、ただ勝ってランクを上げたいだけの人には最適です。


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サンプル:最終的なリスト

メインの空白が炎樹族の使者、サイドの空白がゴブリンの廃墟飛ばし




1.ヒストリックのグルールとは?
2.構成の分析
3.リスト解説
4.対面相性









1.ヒストリックのグルールとは?

砕骨の巨人、探索する獣、エンバレスの宝剣、炎樹族の使者等のエルドレイン、ヒストリックアンソロジーでの大幅な強化を受け、ヒストリック環境初期から存在する強力なデッキです。
クロックが非常に速く、4~5t目にはライフを削りきれます。


ヒストリック環境初期ではオーコを擁するシミックフードに勝てず、2番手でした。

しかし、オーコが禁止された今では速度、デッキパワー共にヒストリックトップとなっています。


なぜこんなにもグルールが強いのか?
その秘密を次の項で解説していきます。





2.構成の分析


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上記の8種32枚が必須と考えている枠です。
グルールの基本骨格であり、デッキパワーと速度を支えています。

それぞれ1枚ずつ役割を解説していきます。


«ラノワールのエルフ»

1マナのパワーを持つマナクリーチャーで、マナ加速による生物の展開を助けます。
先手でラノワ→3マナ→獣と動くだけで勝てる試合も普通に存在します。


«炎樹族の使者»

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グルールがここまで強い理由で、2マナパワー2のアタッカー、マナ加速、マナフィルターの全てを兼ねます。
マナ加速により、2tに炎樹族→2マナ(orラノワからの3マナ)と動くことが出来、横展開からのクロックやエンバレスの早期キャストを可能にします。
緑2、赤2どちらでも唱えられ、赤と緑マナを1つずつ出せる為、マナベースが貧弱なグルールにとっては嬉しいです。
Cipでマナを生成する為、打ち消しか«霊気の疾風»以外の単体除去ではテンポを取られ、序盤のアクション密度で差をつけて押し切ることを可能にします。もちろん、打ち消しや«霊気の疾風»に弱いのはこのデッキの全てのカードに言える為、弱点ではありません。
攻めるときにはもちろん、除去と組み合わせても強く、2マナ除去に繋げることで後手でも出番を入れ替えることが出来、生物が必要な«ドムリの待ち伏せ»の条件も簡単に満たせます。


«ドムリの待ち伏せ»

サイズを上げながら生物、pw両方を対象に取れる優秀な除去です。
自分の生物が必要ですが、炎樹族により使いやすさはかなり改善されています。
ほぼ全てのデッキに有効ですが、コントロールにはイマイチな為、3枚にしても良いですが、ミラーやその他生物中心のデッキを考えれば4枚欲しいです。


«砕骨の巨人»

3/4/3で呪文の対象にされると2点と本体も十分強力ですが、それ以上に2マナでショックが撃てる点が大きいです。
炎樹族から除去に繋げても良いですし、後半にトップすれば2点火力として本体に飛ばして勝っても良いです。
炎樹族が居る為、炎樹族→本体2点→生物面とフルに性能を発揮しやすいです。


«探索する獣»

Pwや«根の罠»を用いる相手に非常に有効で、原野のゾンビトークンや英雄の人間トークンにブロックされず、«エンバレスの宝剣»を装備することで実質ブロック不可能になります。


«エンバレスの宝剣»

少ないマナでクロックを劇的に上昇させてくれるカードで、野獣やウーロでもブロックで止めることが不可能になります。
被ると辛いカードであり、マナベース的にやや唱えづらいですが、圧倒的クロックや引けるかどうかでミラーが決まることから4枚採用です。


«溶岩コイル»

炎樹族から繋げられる除去カードの中で最良のカードです。
竜火ではミラーの呪文砕きや獣を除去できず、炎樹族で出したマナを生かせない為、こちら一択です。


«ゴブリンの廃墟飛ばし»

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ヒストリックアンソロジー2で追加されたばかりのカードであり、カードパワーがイマイチ認識されていませんが、アンソロジー2の中で最も強いと思うカードです。
原野デッキどころか、アグロ以外の全てのデッキに強いです。
グルールにとって1番辛いのは全体除去ですが、優秀な全体除去は4マナ以上であり、4マナに届くのを遅らせた上でクロックを展開できると考えれば、如何に強いかがよく分かります。
ラノワ経由で運良く3t先行に出せると大抵サレンダーされます。
キッカーせずに3マナで2/1速攻として唱えられる選択肢があるのが非常に優秀です。


上記32枚+土地に軸を選択してカードを足していく事になります。
グルールはビートダウンであり、1tから動きたい為、1マナ要因として生皮収集家or恋煩いの野獣から選び、どちらかの軸に寄せる形になります(収集家と野獣もシナジーがある為、もちろん両方採用も有り得ます)

①生皮収集家、ザルター、ガリアによる炎樹族シナジーマシマシのアグロ構成

②恋煩いの野獣を中心として少し重めでミラーに強くした構成





3.リスト解説

私のリストは基本の32枚に生皮収集家パッケージを足した構成になっています。

グルールの性質上、全体除去を唱えられる前にどれだけライフを削れるか?
その後にライフを詰めきれるか?
を重要視し、2マナ以降は炎樹族を除き速攻持ち相当の生物のみを採用しています。


メインが速度特化の分、サイドはコイル4に野獣3とアグロ対策を厚めに取っています。

置物対策としては燃え殻蔦とブロントドンからの選択なりますが、炎樹族から置ける点やコントロールやコンボに対して、全体除去に巻き込まれない継続クロックになる点から燃え殻蔦を優先しています。





4.対面相性

ほぼ全てのデッキに有利で、殆どの対面はラノワや炎樹族から環境トップスピードを叩きつけるだけで勝てます。


ミラー

先手の2t炎樹族→除去でラノワを処理し、継続的な展開から宝剣キャストされるとどうしようも無い為圧倒的先行ゲーです。

サイド後は除去の枚数が増えたり、野獣が居る為多少戦えるようになりますが、相変わらず先手ブンからの宝剣で即死します。

相手が先手2マナ立ててパスしてき、明らかに«踏みつけ»を構えているなら、炎樹族を出すのはパスするのが無難です。


エスパーヒーロー、赤単

どちらもデッキパワーがある程度あり、グルールとでもそこそこ試合になるデッキです。
蒸気族や英雄が試合のキモになる為、後手なら炎樹族+2マナ除去をキープしたいです。








今回はここまでです。

使っていて思いますが、炎樹族の使者はやはり強すぎますね…。
グルールの勝率からしても、流石に今季で禁止されると思いますが、ヒストリックアンソロジーで追加されたことを考えると…?
因みに廃墟飛ばしもかなり許されるか怪しいラインだと思っています。


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