紙オタクのオタク語り

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僕がシミックネクサスを握らない理由 ヒストリック mtg

皆さんこんにちは、アイヤイヤーです。


私はシミックネクサスというデッキが大好きで、スタンダードに存在した頃から愛用していました。
その為ヒストリックでも嬉々として使用し、先月のランキングで2桁に到達することが出来ました。
www.youmoulove.work


ヒストリックだけでも100試合をこなしており、ヒストリックのネクサスに関する理解は誰にも負けないと自負しています。

だからこそ、自信を持ってヒストリックのシミックネクサスが弱く、勝利を目的とするなら使うべきでない理由について、ヒストリックの環境も交えながら語っていきたいと思います。


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サンプル:現状最善に思えるリスト 空白は精神石




1.シミックネクサスのリストの変更点
2.ヒストリック環境について











1.シミックネクサスのリストの変更点

メイン

根の罠1→精神石1

2マナのマナ加速7枚体制では引けないことがあり、8枚目の加速として4枚目の精神石を採用し、速度を求められる対面への枠として役割が被る根の罠を減らしました。

砕骨の巨人や探索する獣を含むビートダウン対面では根の罠はサイドアウトする傾向にあり、3枚目の根の罠が有効な対面としては巨人を採用していない赤単、エルフ系の緑単、白単、黒単、騎士系アグロ、ファクト系アグロとかなり限られる為、適切な変更だと思います。

ただし、上記の対面には非常に有効であり、不快な冷気ではダメージ抑えきれないことが多く、3枚目の根の罠をサイドに取る意味が無い訳ではありません。
ケラトプス3枚目をサイドインする対面も非常に限られている為、根の罠orケラトプスの欲しい方の3枚目をサイドに取る形になると思います。

私は青単やシミックフラッシュが嫌いな為ケラトプスを優先しています。



サンプルは現在のヒストリックにおいて私が考え得るシミックネクサスの最善のリストですが、このリストでもヒストリックで勝つことを目的に使用するには力不足だと考えています。





2.ヒストリック環境について

ヒストリックにおいてシミックネクサスが力不足な理由は単純で、環境の速度(パワー)についていけないからです。


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余りにも単純。それ故に残酷


そもそもなのですが、ヒストリックにおいて環境デッキと呼べるものはオーコ等のフードパッケージを擁するシミックフード系のデッキのみ、次点で炎樹族とむかしむかしの2種フリースペルにより圧倒的速度を誇るグルールがデッキとしてメンツを保っている程度で、残りは全て紙束です。

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全ては緑


ヒストリックというフォーマットは1マナのマナクリから始まる戦略に支配されていたのです。

私はシミックネクサスがヒストリックの中で強いと考えいましたが、あくまで紙束の中での話に過ぎませんでした。
確かにシミックネクサスはコンボ達成速度、デッキパワーどちらも高い水準です。

しかし、所詮は「フェアデッキの中で」に過ぎません。

スタンで禁止されたカードで自然に採用できるのは夏の帳だけであり、カウンターやハンデスを用いる相手には効果的なものの、メインプランであるコンボ達成の速度を直接加速する訳ではありません。


その一方、シミックフードとグルールはむかしむかしから1マナのマナクリによる展開を補助し、フードならば2tにフィニッシャーであるオーコを、グルールならばフリースペルの炎樹族により単純な打点の追加に留まらず、皮剥きの誘発や頭数の増加により宝剣キャストまでのターンを短縮します。

むかしむかし、オーコはスタンで禁止されたカードですし、炎樹族も今のスタンダードのカードパワーなら禁止されても不思議ではありません。
これらの禁止級カードはメインプランの速度を大幅に加速させます。
そして、当然サイドには帳が採用されています。



もちろん、シミックフードが無敵のデッキという訳ではありません。
しかし、ほぼ全ての相手に有利が付き、少量存在する微不利程度のデッキ(ex.原野デッキ)は大抵グルールの高速ビートダウンを苦手としており、シミックフードの天下が揺らぐことはありません。



シミックネクサスはシミックフードに対して不利がつかず、5分~微有利程度に感じていますが、2tオーコから借り手、疾風、カウンターを構え続けられれば為す術がないですし、マナフラやマナスクを起こせば、追加ターンを1度も得られずに試合を終えます。
フードだらけの環境で使うことにメリットを感じる程ではありません。


グルールに対しては不利がつき、草食獣込みのマナ加速9枚体制でも後手ならば間に合わないことが多いです。


現在では、そこそこの割合でその他のデッキ(紙束)が存在する為、負け越している訳ではありませんが、勝率を求める上で理にかなった選択とは口が裂けても言えません。


この問題はデッキパワーも関係あるものの、根本的にスピードが違う為、色を足せば解決出来る類のものではありません。
もしも1番望みがあるとすれば、グルールに対して有効な残骸の漂着を採用できるバントになりますが、多色化により色事故のリスクやショックイン、タップインの増加があり、一概に有利になると言えませんし、シミックフード相手には相性が悪化します。



行き詰まった私は好きなデッキを回すことよりも勝率を優先し、シミックフードを握ることにしました。

もしも貴方がヒストリックをプレイしており、シミックフードを握らない状態で勝率を求めるならばシミックフードを握ることをオススメします。

それがヒストリックという世界で生き残る為の「ルール」です。












今回はここまでです。

私が次にヒストリックでネクサスを握ることがあるとすれば、禁止改定が行われる、もしくは誰もが想像し得ないカードによって更なるネクストレベルへとネクサスが引き上げられる時の2択です。
散々考えたものの、私ではこれ以上ネクストレベルに押し上げることはできませんでした。

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でも、そんなものはなかった。なかったんだよ、ロック。


シミックフードとグルールの強さは異常であり、ヒストリックで競技的なイベントが開催されるならばこれらのパーツの禁止改定は免れないと思います。
それまでは以前のスタンと同じく、より同系戦を見据えて(ex.スゥルタイフード等)シミックフードが変化していくのではないでしょうか?

禁止になればなったで、今のスタンの焼き回しの様になる様な気もしますが.......


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