紙オタクのオタク語り

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バケモノの子 映画 感想

皆さんこんにちは、アイヤイヤーです。

先日の鑑賞会でバケモノの子を観たのですが、手放し100点ではありませんでしたが、想像よりも良かったので感想を書いていきます。




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1.基本設定、世界観
2.感想
2.1悪かった点
2.2良かった点








1.基本設定、世界観

主人公である蓮は交通事故で母親を亡くし、父親は離婚後行方不明、後継人の親族と喧嘩をして家を出ます。

高架下で蹲っているとバケモノの熊徹と出会い、弟子にならないかと誘われます。

熊徹を追いかけて不思議な世界に迷い込んだ蓮。色々あって熊徹の弟子になる事を決意し、九太という名前をつけられて修行が始まるのでした。



人とバケモノ(二足歩行の獣)という違う世界に住む2人で出会い、お互いに成長していく話です。

結構色んな要素を盛り込んでいますが、ジャンルで言うなら王道系の青春、家族愛って感じですかね?(家族愛と言うよりは友情の方が近い気もしますが)







以下ネタバレを含みます
~~~~~~













2.感想

映画としての出来は良かったと思います。

しかし、手放しという訳では無いので先に少し腑に落ちなかった点を上げて、その次に良かったところを語りたいと思います。




2.1 悪かった点

主に悪かった点は4つです

①一郎彦は流石に無理がある

まあ初見で人間って分かるし、弟の次郎丸と比べても明らかに違うし、九太送る時にボコッた時点でコイツ人間だし闇堕ちするだろうなぁ・・・って感じなんですけど、

流石に女子のパジャマみたいな被り物で動物は無理があるだろ!!!

猪王山もうちょいやりようあったでしょ?!
どの口が熊徹には甘いとか言ってんの?


不良3人組、百秋坊が九太を見て人間って分かるあたり、流石に正体バレると思うだけど・・・



②九太が9年間居なくなってた割に皆気にしない

区役所の人とか戸籍消されてますねぇ・・・とかなってたけど、もっと反応あるのでは?


後九太も9年振りの渋谷なのに殆ど動じない。

流石に渋谷で9年違ったら別な国レベルな気がするけど



③楓で出しゃばりすぎ

いや、ヒロインだからってのは分かるんだけど、流石に出しゃばりすぎでは?

一郎彦戦危険に突っ込みすぎてむしろ九太がピンチになってるし、一郎彦(鯨)に啖呵を切るのは分かるんだけど、もうちょい部をわきまえて欲しかった



④鯨の必要性

無かったです。途中でなんか伏線ぽいなとは思ったし、一郎彦が鯨になった時はこれかぁ・・・ってなったけど、正直に言う鯨でなくても良かったのでは?

サマーウォーズでも電脳神?みたいな振袖プレゼントしてくれたのが鯨っぽかったから単に鯨が好きなのか、それともパニック的な?巨大な敵?を単に描きたかったのか




観ていて???ってなったのはここら辺ですね。



2.2良かった点

特に印象に残った良かった点は4つ

①熊徹と九太の関係性

タイトルと冒頭だけだと父と子の親子関係に見えますが、ストーリーが進むにつれて他人から必要とされない同じ境遇の2人、お互いに教え合う友達の様な2人という関係性の追加により、視聴者にとっての2人の関係性が近づいていきます。


後は青年になった九太の口調で熊徹に育てられたのが分かるのも好き。


②九太が熊徹を応援するシーン

序盤と後半で同じ構図での違いの対比に弱いオタクなので。

一見変わらないように見えますが、後半の応援シーンではただ応援しているだけじゃなくて一緒に戦っているというのも胸アツ


対比シーンスコなんだぁ・・・




③バケモノの子というタイトル

イメージイラスト?みたいなのを観ればバケモノの子が悪い意味では無いと分かりますが、なんとなく先入観でバケモノの子があまり良い意味に思えません。

しかし、ラストで一郎彦も九太もバケモノの子であるという発言によって

一郎彦にとっては猪王山が間違いなく父親である

九太にとっては育ての親としての熊徹の再確認、この9年間辛くなく楽しかった日々

という事が伺え、「バケモノの子」という言葉に対するイメージが180°変わります




④最後の熊徹の笑顔

ラストが実質主人公兼ヒロイン兼父親兼ケンカ相手の熊徹の笑顔。+100万点。

あの映画の終わり方ならあれが完璧だと思います。


1つ言うなら終わり方が静かなだけにミスチルのエンディングがイマイチ合ってなかったことですかね








今回はここまでです。
悪い点を幾つか上げましたが、総合で良い作品であり、映画でなにを観るか迷った時にはオススメです。






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